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クッキングxサイエンス①

(幼児向けショート科学絵本)

​ ボコボコとぷくぷく

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(補足(初級))

[溶ける量]

・食塩など、固体は水に、温度を上げるほどよく溶けます。

・一方で、空気(酸素や二酸化炭素、窒素)などの気体は水の温度が高いと溶けにくくなります。

 なので元々溶けていた分が、溶けきれなくなって出てきてしまうんです。

・でも、絵本の中で例に出したコーラなどの炭酸は、温度を上げなくても、シュワシュワ

(二酸化炭素)がでてきます。これは、その温度で溶ける量よりも非常に多いシュワシュワが圧力を高めることで、無理やり水の中に閉じ込めているからです。

・なので、蓋を開けたり、振ったりするだけでシュワシュワは出ていきます。

[沸騰の温度]

・水が水蒸気という気体に変化して、ボコボコと水から出てくると沸騰ですが、水が(地上で)沸騰する温度を100℃と決めています。

(そして水が氷になる温度を0℃と決めています。)

しかし、気体となった水蒸気が水から出てこないように、圧力が強い場所では、100℃でもふっとうできません。

一方で、富士山の山頂とか、標高が高くで気圧が低い場所では、水蒸気が出ないように押さえる力が弱いので、100℃よりも低く沸騰します。

(補足(中級))

[沸騰石]

・沸騰石というのをご存知でしょうか。突沸という、いきなり沸騰するのを防ぐための石です。

沸騰するには、水蒸気が泡となって出ていこうとする力が、気圧や水圧による押さえ込む力を超えないといけません。

鍋など、料理で使うものでは、底が細かく見ると凸凹で、水蒸気が泡となって出ていこうとするのを助ける空気が紛れ込むため、沸騰する温度でスムーズに沸騰します。

しかし、理科の実験などで使うフラスコなどでは、そこがツルツルで、水が水蒸気の泡となる助けとなる空気が入り込めず、沸騰の温度を超えても、抜け出せないでいることがあります。

・その場合、助けがなくても泡となれる力となるまで温度が上がり、1回目のボコをきっかけに、一気に沸騰=突沸が起きるのです。

・沸騰石は、中に気泡を含んでいて、水が水蒸気となって出ていく手助けをしてくれます。そのため、沸騰の温度を超えても水のまま、ということを防いでくれるのです。

(補足クイズ(上級))

[溶けるとは]

・水に溶ける、とはどういう状態でしょうか。

・そして、なぜ温度の上下で溶ける量が変わるのでしょうか。

​なぜ、沸騰した後に、水を温めるのを止めてから味噌を溶かすのでしょうか。

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