記者純一が行く ​第4話「どのくらい?〜フェルミ推計〜」 

どのくらい?フェルミ推定
ある日のオフィス、お昼の時間のお話。部長、ランチ、ご一緒しませんか?一緒に行こう!今日は人気のラーメン屋に行こうと思っていたんだが、そこでいいかい?そこにしましょう!
でも、人気店ならお昼の休憩の間で、間に合いますかね・・確かにいつも行列だ。列に並んでみて、1分で判断しよう。1分で!?そうだ、1分でだ!
かなり並んでますね!10人は並んでますよ!よし、私たちも並んで、1分を測ろう。
1分経ちましたけど、これでわかりますか?全然進んでませんよ?うむ、前の進みは、一斉に席が空くこともあるから、当てにならないよ。前でなく、後ろに注目だ!
後ろに1分で5人並んだね。人が来るペースが一定だと仮定すると、私たちが並んだときの先頭の人は、何分前に並んだことになる?えーっと、先頭の人の後ろに15人が並んだわけだから、15わる5で3分前に並んだってことだ!
先頭の人が3分待って、次呼ばれるということだから、同じペースで人が流れる前提では、私たちも3分待てば呼ばれるよ!それなら間に合いますね。でも本当ですかね。。
2分後。本当に呼ばれましたね。うむ、これは非常に簡単な例だけど、フェルミ推定というもので、いろいろの仮定を置いて、モデルを構築し、わからないもののおよその量を推し量る方法なんだ。
いや〜さすがですね、部長。フェルミ推定のフェルミは物理学者の名前で、物理だけでなく、科学者が未知のものに挑むときに役に立つ思考法なんだ。フェルミさんが大学の授業で学生に出した問題で有名なのが、シカゴにピアノの調律師は何人いるのか、という問題だ。他にも、都内のコンビニの数はいくつか、とか感染症の感染者数は何人か、とか、色々およその数を計算できるんだ。ぜひ計算してみてくれ!
おまけ。シカゴのピアノの調律師の場合
おまけ2。新型コロナウイルス感染症の感染者数の場合。都内の感染者は1万人弱??