きりかぶ うらないし(幼児向け科学絵本)

切り株占い師
ある村に占い師を名乗る、怪しい年寄りがやってきました。今年の夏の天気を占ってあげましょう。米を豊作にするために知りたいでしょ。信用できないよ。占いの実力を示して!
30年前の夏、雨の日が続き、寒い夏だったでしょ。そうなのか?おじいちゃんに聞いてくる?
おじいちゃん、30年前の夏って雨が多くてさむかった?そうじゃったな、あれは30年前じゃ。ありがとう
おじいちゃんに確認したところ、どうやら占い師の言っていることは本当らしい。30年前に村にいたんじゃ?ではもっと昔を占おう。
130年前は雨が少ない夏だった。
そしてまた、おじいちゃんのところへきました。おじいちゃん、130年前の夏はどうだった?本を見ないとな。
本によると、130年前の夏は雨が少なく、村の大勢が食べ物を求めて旅に出たと書いてある。そうなのか、ありがとう!
おじいちゃんに確認したところ、130年前についても本当のようで当たっていた。100歳を過ぎてるようには見えないし占いは本当らしい。やっと信じたか。それでは、ことしを占おう
ほほほ。今年も雨が少なそうだ。水を貯めておいたほうが、いいね。そうか、ありがとう。みんなに伝えてくる!
ところで、どうやって占っているの?なんか切り株に書いてあるの?そう、実は切り株の声を聞いていたのよ。あなたも声をききたい?うん、聞きたい!どうやるの?
これは年輪よ。春から夏にかけては、ぐんぐん外側に成長するから、薄い色になって、夏から秋にかけてはじっくり外側に成長するから濃い色になる。だから、これが今年の夏以降にできた部分で、こっちが今年の春から夏までにでいた部分になるの。じゃあ、こっちが2年前の夏から秋で、こっちが3年前の夏から秋か。
そのとおり。それぞれが、その季節の情報を持っているの。暑かったとか、寒かったとか、雨が多かったとか、すくなかったとか。それがある程度の繰り返しになっているの。それで未来の予測も少しできるのよ。そういうことか!
わあ。綺麗な人になった!なんで?わからないものは怖い。それを恐れ、近づかず、知ろうとしない人には、怪しく目に映る。そして、真実を知ろうとして、真実をしった人にだけ、私の本当の姿が見えるのよ。
おーい、むらのみんなに伝えてきたぞ!あれ、なんでシワだらけの占い師見て、にやにやしてるんだよ。ヒミツ!
そして、占い師の言う通り、その夏は雨が少なく降らなかったけど、占い師を信じて水を貯めていたため、豊作となり、村のみんなは救われました。そして、占い師の真実を知った一人の若者は、占い師と一緒に旅に出るのでした。
そして別の町にて、今年の夏の天気を占ってあげましょう・

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