​どのくらい遠いの?(科学絵本)

ある日のお出かけ中。子供:「ねえ、タワーまであとどのくらい?」お父さん:「次の十字路を左だよ。」子供:「何分?」お父さん:「うーん、じゃあ次の十字路までの時間を数えてみよう。」子供:「それで分かるの?」お父さん:「うん!」子供:「いーち、にー、さーん。」
そして、十字路に着きました。子供:「58、59、60!60秒だ!」お父さん:「60秒か、じゃあだいたいあと102秒かな!」子供:「ほんと?じゃあもう一回数えるね。1、2、3、・・・」
 そしてタワーに着きました。子供:「すごい!本当だ、102秒だ!どうやったの?」お父さん:「三角形を使ったんだ!」
お父さん:「三角形は角度と辺の長さの関係がきまっているんだ。今回の場合は、30度、60度、90度の角を持った三角形の頂点の関係にあったんだ。60秒かかった部分のおよそ1.7倍の距離が残ってたから、1.7倍したのさ。同じように、タワーを見上げる角度を測れば、タワーの高さも分かるんだ。」子供:「すごい!」
そして、お出かけの帰り道・・・子供:「ねえねえ、富士山まではどのくらいの距離?」お父さん:「2つ距離を知る方法があるかな。富士山の高さと今いる標高がわかれば、分かるし、2箇所から見た富士山の方角がわかれば分かるよ。三角形をどこかに見つけて、その三角形の特徴がわかれば、距離が分かるんだ!」
そうこうしてるうちに、日も暮れ、家に到着です。子供:「ただいま!あ、ねえねえ、あの星までの距離も三角形で分かるの?」お父さん:「近い星なら夏と冬に見える方向の差で三角形を作れるから分かるよ!でも遠い星だと、三角形を作れないんだ・・」子供:「どういうこと?」
お父さん:「近い星だと、夏と冬とで、地球が太陽を挟んで反対側まで移動するから、角度の差ができて、三角形になる。でも、遠い星だと、夏と冬でもほっとんど差がわからないから、三角形を作れないんだ。それに、だから、別の方法で距離をしらべてるんだ。その結果。宇宙は膨張していて、遠い星ほど、どんどん貼られているとわかっているんだ!」子供:「そうなんだ!お父さんすごい!遠い星までの距離の測り方教えて!」お父さん:「今日は遅いから、また今度ね。」