おとうとはロボット(科学絵本)

タイトルー弟はロボット
ある日サムは、お父さんにお願いをしました。「お父さん、僕、弟が欲しい」「お、そうか。じゃあ、このUSBにサムの弟になるロボットのデータを作るから、ちょっと待っててね。」
そして次の日。お父さんは、サムにロボットをプレゼントしました。「やったー!今日から僕の弟。名前はトム。」「おにいちゃん!」
僕はお兄ちゃんだから、トムは僕のいうことを聞くんだ!」そういって、サムはトムがじぶんのいうことを聞くように、プログラムを追加しました。
そうして、一緒に暮らしていたある日。サムはお皿を割ってしまいました。
「トムが割ったことにしよう!いいね、トム」「うん!お兄ちゃんの言う通りにする!」
そうして、トムはお父さんに叱られました。「しっかりお皿は持たないと、危ないよ!気をつけて!」(お皿を落とすようには、プログラムしてないんだけどな)トムは予想外に叱れれて、悲しくなってしまいました。
「ごめん、トム!泣かないで!静かに、落ち着こう!」「えーん、えーん」慌てたサムはトムのプログラムをいじることにしました。」
どんなときも、落ち着いているように、とプログラムを追加しました。
また別の日、トムとサムは一緒にテレビ番組をみていました。サムは楽しく見ていますが、トムは全く楽しそうではありません。
「なんで楽しそうにしてくれないんだ!」そういって、サムはトムのプログラムを追加しました。
そして次の日。「トム、ゲームしよう〜。あれ?」「・・・」トムが反応しません。
「お父さん!大変!トムがおかしくなっちゃった!」「う〜ん、トムの中の矛盾が原因かな。」「矛盾?」
「トムには最初に「自分を大切に」というプログラムを入れたんだ」「自分を大切に?」
「みんな持っている生き続けるためのプログラムさ。これがあれば自分の中にある矛盾も解決できる。だけど、サムがついかしたプログラムが「自分を大切に」を上書きしちゃったから、その後に追加した「いつも落ち着いている」「楽しさをあらわす」の矛盾をかいけつできなくなってしまったんだね。」
じゃあプログラムを消そう!ちょっとまった!プログラムを消しちゃうと、そのプログラムとくっついた思い出と性格もすべて消えちゃうんだ!
サムは少し悩んだあと、「分かった!じゃあ、プログラムを追加する!」そういってサムはパソコンに向かいました。
サムは、トムが自分を大切にすることに加えて、ほかの人を傷つけない、というプログラムを追加し、自分を大切にできない時や、人を傷つけていしまうときは、サムのいうことを断れるようにしました。
いいプログラムだね!これでトムも、自分を大切にすること、人を傷つけないこと、という大切なことを忘れずに生きていけるね。うん!僕もこのことを大切にしていく!
こうして二人はいっしょに成長していくのでした。おしまい

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