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音楽やドラマ 最近興味を持ったもの
更新日:2020年10月29日
前回の記事で、感性や好奇心の話を書きました。そして幼児期の拡散的好奇心を満たしてあげることが重要だということで、幼児向け絵本も増やしていこうと書きました。そのような記事を書いたきっかけとして、最近興味を持った2つのものについて書きたいと思います。
1.音楽のコード進行
もともと音楽を聴くことが好きだった私ですが、先日、「関ジャム」というテレビ番組で音楽のコード進行について特集されている回を見たときに、音楽の深さを感じて新たに興味を持ちました。私は元々、物理学の法則のようにルールがあるものに対する感性が育っていたので、音楽のコード進行というルールのある側面が、私の感性にビビッときたのでしょう。
また、「関ジャム」では、クリシェ進行という定番のコード進行から音階を一つずつずらしていく禁断のコードというものがオーイシマサヨシ さんより紹介されており、定番のコードからずれることで生じる浮遊感が良い感じになっているという説明がありました。私の中で、ルールから少しずれることで生じるスパイスというものに対する感性の種が芽を出すことになったのです。
このように、元々持っている感性がビビッとくる要素を今までビビッときていない分野に見つけ、その分野にある初めて触れる要素を理解することで、ビビッとくる範囲が広がり、感性が育っていくのかな、と思います。
2.ドラマの構成
私はあまり日本のドラマに興味を持てていませんでした。しかし、「税務調査官・窓際太郎の事件簿」というドラマを暇な平日の午後にテレビで流れているのを何週間か見ていたときに、ある決まったパターンの構成に気づきました。(少しうる覚えですが。)
政治家の汚職事件に関するシーン。
主人公の窓辺太郎(まどべたろう・世田谷税務署のヒラ署員。しかし国税局の影の調査官として活動している)が商店街で税のお悩み相談を受ける。(その回のテーマ)
窓際太郎が事件に関する近くの税務署に研修で飛ばされる。
研修先で、「いい歳して研修か」とか「マドギワさん」とバカにされる中、事件の匂いを感じ取り、事件の真相を突き止める。
汚職事件の犯人の政治家を追い詰めるためにダッシュするシーン。
黒いスーツ姿(影の調査官としての格好)になり、国会前で部下から捜査状を受け取り、捜査に向かう。
政治家のガードとの格闘シーン。そして暴く。
どの回を見てもこの構成で、一貫性があり、この一貫性にビビッと私の感性が反応しました。それ以降、窓際太郎の事件簿を毎週見ては、このパターンが一貫しているのかどうかを確認したくなったのです。
そのほかにも、最近では、「凪のお暇」というドラマの最初3回くらいはどれも、高橋一生が最後に立川まで来て、ツンツンして、涙を流しながら帰るところを目撃される、という一貫した構成だったので、このドラマの構成に対する興味を持って今は見ています。
3.興味をまだ持てないもの
以上のように、既存の感性がビビッとなる要素を含んでいれば、今まで興味を持っていない分野にも興味を持つようになる、ということを自分自身が経験しているので、科学に対しても興味がない人が、ビビッとなる要素を感じることができれば、新たに科学に興味を持つようになるのではないか、と考えています。
そのためにも、科学のいろんな側面を見せていくとともに、感性を育てていくために、幼児期の拡散的好奇心を満たすような絵本を作っていきたいと思います。
そんな私が興味を持てていないのが、ファッションです。ファッションは一体何が正解なのかがわからない。そもそも売っている服なら全部正解なんだと思うのだけど、ダサい服、というものが存在する理由がわからないのです。流行りとかも、結局ファッション業界が流行らせたいものをモデルに着させて作るわけで、自然に発生するものでもないし。。
誰か、服への興味を持てるように、服のあらゆる側面募集中です。