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幼児向け科学絵本とこれから

更新日:2020年10月29日

幼児向けの科学絵本を今まで4作品作ってきました。





 「こおりのふしぎ」は身近な水や氷をテーマに、不思議だ、と思えるような現象を前面に主張した作品にしました。ただし、幼児はそれでは引き付けられない、と感じました。

 その後、幼児向けの絵本を調査し、長い間読まれ続けている名作には、「繰り返し」と「変化」が中心に描かれている作品が多いことに気づきました。

 子供は繰り返し同じことをすることに楽しみを感じます。大人になるとその楽しみを忘れてしまいます。繰り返し繰り返しやることで、自分の想定している結果が得られることを楽しんでいるように思います。

 そこで、「繰り返し」と「変化」を意識して描いたのが「みえないけれど」、「きせつはめぐる」、「かわらない」です。

 そして科学絵本でもあるので、この世界・自然の摂理をとらえるような絵本にしています。


 これが実際に幼児に受け入れられるのか、試していません。試してみないことには、この方向で良いのか決められません。。

 絵本を作り始めてから半年が経ち、かなりの作品数になってきました。今まで試行錯誤を繰り返し、最新の科学の成果を紹介する絵本から幼児向け絵本にまで対象を変えてきましたが、そろそろ一度立ち止まり、今までの試行錯誤の結果を分析したほうが良いのでは、と考えています。


 目的は変わらずに、「科学自身に市場価値がつく」ことです。その手段の一つに、広告がつくコンテンツ(エンタメ)に科学がなる、というのがあり、それを目指しています。

そのためには、科学自身の成果に多くの国民が興味を持ってアクセスするようになる必要があり、科学の成果の効果的な発信と国民の科学の素養の強化が必要になります。

 なので、始めに取り組んでいた最新成果の絵本化(大人向け)も重要だし、幼児向けや基礎編の科学絵本も重要だと思います。

 ただこのまま続けていても何も世の中変わらない。。。宣伝が足りない。ただ宣伝してもファンになってもらえるほど良い絵本が揃っているわけでもない。。


 これからは宣伝+考えて考えて作る自信作を作っていく、ということをやっていこうと思います。


ちなみに次回は今話題の「量子コンピュータ」に便乗し、「量子」とは何か、ということがわかるような、絵本を描きたいとおもっています!

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