記者純一が行く ​第2話「初めての遅刻」 

記者純一が行く。第2話初めての遅刻
新人記者の純一。科学のことはわからないけど、なぜか科学部に配置されてしまった。今日は9時から取材があったのだが、既に9時、、
母親の声で目覚めた純一。飛び起きてすぐに家を出ました。
急いで取材先に向かう純一。相手には電話で遅れることを伝えながら、全力疾走。
すみません、大変お待たせしました。気にしないでください。研究してましたから。早速、研究の話をしましょうか。
私が研究しているのは、「時間の矢の反転」です。私たちの生活の範囲では、時間の矢の向きは決まっています。ふむふむ。その時間の矢というものをもう少し説明してもらえますか?
例えば、コーヒーに入れたミルクが混ざることはあっても、混ざったミルクが、一箇所に集まってくることはないし、熱いコーヒーが寒い部屋で冷めることはあっても、熱いコーヒー寒い部屋でもっと熱くなることはない。これが、時間の矢の向きです。
なるほど。では時間の矢の反転の研究とは、タイムマシーンのようなことですか?私たちの生活にどのような影響がある研究なのでしょうか。
イムマシーンとか、生活に影響のある話は今のところないかな〜。あなたの遅刻も、時間を戻ってやり直せる、ということはないですね。ははは、すみません。では、この研究はなんの役に立つのですか?
私が生きている間では役に立たないんじゃないかな〜。ただの人類としての知的好奇心だよ。時間ってなんだろう、っていうね。時間は、この世界のはじめから存在していて、人間が見つけたものなのか、本当は、時間なんて存在しなくて、私たちが作り出したフィルターなのか。量子の世界では、既に時間の矢の反転に成功しているんだ。だから、私たちが見ている世界は真実とは限らないぞ、と思える結果はあるんだ。時間が存在しない、なんてことがあるんですか。。ありがとうございました。。
そして、帰り道。純一は、頭の中が「時間」のことでいっぱいに。純一の頭の中の「時間の矢」は止まってしまいましたとさ。でも、社会の時間の矢は止まらない。新人記者 純一のお話はつづく。