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    ​湯気にわくわく(科学絵本)

    光にわくわく。科学絵本
    タロウは、直接触らずに物の温度を知ることができるという 光を使った方法を試していました。温度があるものからは、その熱に対応したエネルギーの光が 出てるんだよ! これは40度くらいだから、 赤外線だね。 光には、人間の目には見えない光も多いのよ。すごい! 右の方が熱いみたい! 左は湯気が出てるけど、 箱の中が寒いんだね!  他にも光を探してみる!
    まずは、光る豆電球を見つけました!豆電球は目に見える光を 出してるね! これも熱いの?豆電球はさっきの赤外線を出してた物よりも熱いよ!熱い物ほどエネルギーの高い光を出すのだけど、赤外線は私たち人間が見える光よりもエネルギーが低いの。
    そもそも温度はね、 物の中の「原子」っていうやつが、 どれだけ元気よく振動しているか、 を表してるの。  激しく振動しているほど、熱くて、 エネルギーの高い光を出すんだよ。  豆電球の場合は、電流が「原子」にぶつかって流れて、「原子」を激しく振動させているんだ! 温度は2000度以上になってるよ!2000度!それでやっと 僕たちにも見える光になるのか!
    次は太陽です。太陽が光っているのも熱いから?そうよ!太陽の中で、「核融合反応」というのが起きていて、それで熱くなってるの。表面は光のエネルギーから5000度くらいってわかるよ!豆電球よりも高いエネルギーの光が 出てるんだね。でも遠くなのに温度がわかるってやっぱ光ってすごいや。それに、僕たちに見える光で良かった!この地球に降り注ぐ光はほとんど 太陽の光だから、その太陽が出す光のエネルギーに反応する目が進化したのは必然かな。
    次に白く光る蛍光灯を発見!蛍光灯が白く光ってるのも熱いから?違うのよ。 蛍光灯の中の気体のもつ電子が、 電流の力で高いエネルギーの状態になるの。 高いエネルギーになった電子は、やがて低いエネルギーに落ち着くんだけど、その時に、エネルギー差分の光を出すのよ。それはエネルギーが高過ぎて人間には見えないんだけど、それを私たちが見えるエネルギーの光に交換する物が表面に塗られてるの。 だから、中がすごい熱くなってる、 ってわけじゃないの!
    光と温度が必ずしも対応しない例があると知ったタロウ。じゃあ、あの青色LEDも、 触っても熱くないから、 光と温度は関係ないパターン?そうなのよ。。根本の光が出る理屈は蛍光灯と一緒で、電子が高いエネルギーのところから、低いエネルギーの方へ落ち着く時に、その差のエネルギー分が光で出てくるの。でももちろん、このLEDの温度が20度くらいだとしたら、その温度に対応した赤外線の光は出てるのよ!ただ見えないだけ!ちなみに青色を出す温度は1万度くらいかな!じゃあ見える光だけを信じちゃいけないね。見えない光まで調べれば、温度はわかるね!
    見えないけど、人間だけじゃなくて、 同じ36度くらいの物は、同じ赤外線を出してるんだね!そうよ!見えるものが全てじゃないの。 見えないけど、この世は光で満ちているの。 それが科学の発展のおかげで 見えるようになったの。
    他にもね、私たち人類には 見えないものがあるかもしれないの。 例えば、2次元の世界の人からすると 円にしか見えないものが、 3次元の人から見ると、 円柱だったり、球体だったりする ことがあるよね。それと同じように、3次元空間に住んでる私たちからすると、4次元、5次元空間の物があれば、 その一部分しか見れていないってことなのよ。確かに!
    光を全く出さない、今あるどんな科学を駆使しても見えなくて、 でも重力だけは周りに働かせている「ダークマター」っていうのもあるって言われてるの。その正体はまだわかっていないんだ。。そうなんだ!でも、人類ってすごいや! 目で見えない物を科学によって見えるようにしたり、 科学でも見えないものを、 存在することを予言できたり! 僕、ダークマターについてもっと知りたい!こうして、タロウは見えないもの、ダークマターにわくわくするようになるのでした。 絵本「ダークマター、ダークエネルギーの解明を目指して」 に続く。

    前作:「湯気にわくわく」

    おしまい

    「ダークマター、ダークエネルギーの解明を目指して」

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