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オクトパストラベラー(近況報告3)

近況報告第3弾。

ここまでほとんど科学エンタメ化計画の取り組みと関係のない話(最近考えてたこと、迷子の勧め)を近況報告として書きましたが、今回はほんの少しだけ科学エンタメ化計画に関連する近況報告です。


最近、オクトパストラベラーというゲームをプレイして遊んでいました。

これだけだとどこが科学エンタメ化計画に関係するんだ、という感じでしょう。


まずは簡単にオクトパストラベラーに関して説明。


ーオクトパストラベラーとはー

SWITCHでプレイ可能な2DのRPG。キャラクターは2頭身でドット絵で描かれた世界は昔ながらの日本のRPGを彷彿させます。

開発はドラクエとFFという日本の2大RPGを制作しているスクウェア・エニックス社。


プレイヤーは8人のメインキャラクターから一人を選び、旅を始めます。

どのメインキャラクターを選んでも、他の7人とは旅の途中で出会い、キャラクターそれぞれの旅を手伝うという形で、他のキャラクターの冒険も進めることになります。

8人それぞれには全く異なる旅の目的がありますが、最後まで旅を進めると、その8人の旅は、あらゆる点で交差し、複雑に絡み合ったものであったことがわかるとかわからないとか。


メインキャラクターの8人はそれぞれ、


・学者 サイラス:

ある国で教師としても活動していた。知識は独占してこそ価値がある、という考えを持つ学院長とは対立しており、ちょっとしたことをきっかけに、サイラスは学院を追放されてしまう。時を同じく、その国に所蔵されていた禁書が行方不明になったことを受けて、サイラスは、その禁書を探す旅に出る。

・踊子 プリムロゼ:

幼い頃、父が刺青の特徴がある3人の男に殺される現場を目撃する。生き延びたプリムロゼは、人が集まる酒場で踊子として働きながら、刺青の男を探していた。そしてある日、刺青の男の情報を得て、復讐の旅に出る。

・狩人 ハンイット:

ある魔物の討伐のために旅に出たハンイットの師匠。師匠はとても優秀な狩人であったが、今回の討伐対象の魔物はいつもとは違った。しばらくして、師匠の相棒が、村に戻ってきて助けを求めてきたのだ。師匠を救うため、旅に出る。

・盗賊 テリオン:

相棒に裏切られた過去を持つ盗賊。ある日、ある貴族屋敷に竜石という宝を盗みに入ったところ、竜石は既に何者かに盗まれていた。更に、貴族の執事に見つかり、ある腕輪を付けられてしまう。その腕輪は、盗賊にとって、盗みを失敗したということを示す恥であった。その腕輪を外して欲しければ、盗まれた竜石を奪い返してほしい、と頼まれる。テリオンは、竜石を探す旅に出る。

・商人 トレサ:

ある日、街に海賊が現れ、強奪事件が発生。トレサは頭を使って、海賊を倒し、物を返してもらう。その勇敢なトレサの行動を見ていた、その街に偶然いた大型商船の船長が、トレサの希望を受けて、商船にある好きなものを一つ譲ると申し出た。トレサはその中から一つの書きかけの日記を選び、その日記の続きを自分で書きながら世界を旅し、本当に手に入れたいものは何か、を探しながら、そして大商人になることを目指し、旅に出る。

・剣士 オルベリク:

かつては双璧の騎士の一人として、ある国を守っていたが、相棒となるもう一人の騎士の裏切りによって国は滅亡。裏切りの真意を確かめるため、そして自分が剣を振る意味を探すため、裏切りの後、姿を消した相棒を探すために、旅に出る。

・神官 オフィーリア:

20年に一度行われる「式年奉火の儀式」。世界中を回って、聖火を教会に灯していくものであるが、その大任を任された親友の父が病に倒れてしまい、4名もそう長くない、という状況になる。この儀式に親友が旅出てしまうと、父の側にいてあげる事ができない。そこで、オフィーリアは、親友に代わり、儀式の旅に出るのであった。

・薬師 アーフェン:

幼い頃に、旅の薬師に命を救われたことがある。その経験から、自身も薬師となり、世界中の病にや怪我に苦しむ人を救う旅に出る。


という感じです。


ー科学エンタメ化計画との関係は?ー

さて、長々とオクトパストラベラーの話をしましたが、まだ、科学エンタメ化計画と何が関係するんだ、といった感じでしょう。


科学エンタメ化計画は、科学の知識などを多くの人で共有し、楽しみ、エンタメとして盛り上げていこう、というものです。

知識は多くの人で共有されてこそ意味がある、と思っています。

多くの人で共有されることで、未知への挑戦者が増え、支援者も増え、少しずつ少しずつ、後の世代の人たちのゴール地点が前へ前へと進んでいくのです。


オクトパストラベラーにも、このメッセージが込められた旅がありました。

学者 サイラスの旅です。


私は迷わず、最初のキャラクター選択でサイラスを選びました。


サイラスの旅の目的は、失われた禁書を探すことでした。

そして旅の中で、その禁書に書かれた不老不死となるための力=知識を独占しようとする陰謀が裏にあることに気付いていきます。


最後のボス戦前には、サイラスは、敵から、

知識は分かる人だけ分かればいい。君は分かる人なんだから、仲間になろう、

というようなことを言われます。

それに対してサイラスは、

知識は多くの人に伝えていかなければいけない。分からない人に伝えることを諦めてはいけない。伝えていくことで、自分が到達した地点よりも先へ、受け継いだ人たちが到達してくれるんだ。

というようなことを返し、戦闘となります。


そして戦闘勝利後、エンディングでは、サイラスは学院に戻り、生徒を前に次のように話します。

知るという行いに終わりはない

人は生きている限り毎日が学びの場だ


知り、記し、そして語る

その連綿とした繋がりこそが

人の歴史であり、営みだ


決して、独りで世界は完結しない

知識もそうであるように


だからこそ、私は記し語るのだ

己の知識が誰かの糧となり

より良き未来を築く助けとなるように


これを読むキミよ

私の知識と経験がキミの未来の

良き礎となることを強く望む


素晴らしいゲームに出会いました。

スクウェア・エニックスに感謝です。

このメッセージが多くの人に伝わるといいなと思います。


そして、私自身、科学の知識や、楽しさを多くの人に伝えられるように、

地味ですが、記し、語っていけたらと思います。


次回、最近考えている科学エンタメ化計画の中でやりたい大きなプロジェクトについて、近況報告第4弾として記載したいと思います。


おしまい






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